著者は都市計画分野における住環境問題専門の第一人者であり、都市居住問題に詳しい。現在、投機の対象とまでなってしまった集合住宅とは対照的に本来中心市街地や郊外に立地する集合住宅団地のあり方を都市居住の観点から詳しく描いている。特に同潤会のアパートに代表される大正末期から昭和初期の集合住宅団地が新しい都市集住の型を創造しようと努力していた様子が本書から伺える。
特に本書では集合住宅が単体としての住宅建築ではなく、都市景観を作り出す重要な都市建築としての役割を強調し、アーバンデザインの視点で集合住宅を捉えようとしている姿勢に共感を覚える。
巻末に自らの研究室で立案した計画が記載されているが、机上の論理だけでなく、実際のフィールドで検討する姿勢にも強く感動した。
ニューヨーク 都市居住の社会史
リチャード・プランツ鹿島出版会
鹿島出版会
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ニューヨークの住宅の歴史は、移民、保健衛生、火災、労働、教育、都市施設などあらゆる分野の歴史を総合するものである。そのため、さまざまな論文や著作などが無数に発表されてきたが、これらを総合して俯瞰しうる著作は数が少なかった。
リチャード・プランツのこの著作はそうしたニューヨーク市の歴史を総合して表現されたものといってもよい。
英語の原典をうなされながら読んでいた私にとっては大変ありがたい。おそらく大変な作業の上にこの訳本を完成された訳者に心から敬意を表したい。
リチャード・プランツのこの著作はそうしたニューヨーク市の歴史を総合して表現されたものといってもよい。
英語の原典をうなされながら読んでいた私にとっては大変ありがたい。おそらく大変な作業の上にこの訳本を完成された訳者に心から敬意を表したい。
居住環境における新しい共同空間 (調査研究リポート (No.90214))
日本住宅総合センター
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